チャレンジ開始から3分の1経過。
タイムリミットまで245日。
焦る小野。
■会社員+子育て+プロ脚本家の両立を目指しています!
このコラムは、
シナリオ作家集団トキワに所属した新人作家小野ヨイコが、
会社員を続けつつ、暴れ男児2名を育てつつ、
トキワのプロ作家のみなさんから刺激やアドバイスをいただき、
1年で大きく市場デビューするぞ!というチャレンジ企画です。
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さて、ここでチャレンジ企画の達成条件をおさらいしますと、
① テレビドラマ
② 劇場公開映画
③ V シネマ(オリジナルビデオ)
④ プロ制作の配信ドラマ
この市場に出まわる映像作品の4つのうち、いずれかでのデビューを目標としています。
なかなかにハードルがお高いのであります。
チャレンジ開始から、あっという間に4ヶ月が経過しました。
3分の1が終わってしまいました!
チャレンジ開始の1月には、暗中模索…五里霧中…
プロであるトキワの先輩方にいろいろな方法を教えていただきつつ、手探りで濃霧をかきわけかきわけこの4か月すすんでまいりました。
現在進行中である執筆活動は、
① オトギカンバセーションズ(企画プロデュース 難波 望氏)
② 企業様からの依頼案件
③ 第46回創作テレビドラマ大賞応募用シナリオ執筆
④ 第33回フジテレビヤングシナリオ大賞結果待ち
⑤ 第5回漫画脚本大賞結果待ち
残念ながら、第1回ダイキン工業くうきのシナリオ大賞は落選してしまいました。
それでも、嬉しいことには、企業様から依頼のコンペ企画が1本通りました。
右の鼻がとおれば、左の鼻がつまる。両方スースーとはなかなかいきませんが、
一進一退、腐らず参ります。
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『コロナ禍でのエンタメの楽しみ方の変化とは?』
コロナウイルスの影響でお家時間が増えたことで、各種動画配信サービスを使用しての動画視聴や、無観客ライブ・試合、バーチャルフェス、オンライン配信ライブなど、エンターテイメントの楽しみ方がどんどん変化してきている。
ニューノーマル時代において、今後私たちのエンタメの楽しみ方はどのように変化し続けるのか?
Netflixにてアニメ作品のクリエイティブを手掛け、世界配信を仕掛ける櫻井氏、ゲーム・アニメ・ライブなどを多面的に展開するブシロードの成田氏、そして編集者としてヒット作を送り出してきたコルク・佐渡島氏の3名が、このコロナ禍におけるエンタメの楽しみ方、各社の戦略について語る!
※このコラムへの掲載は主催者リードエグジビションジャパン株式会社 コンテンツ事務局様の許可を得ています。
写真左から
Netflix(同)アニメ チーフプロデューサー
櫻井 大樹氏
(株)ブシロード
成田 耕祐氏
(株)コルク 代表取締役社長
佐渡島 庸平氏
最前列で一字一句漏らすまいと爆速メモを取りながら聴講しました。
いくつか今後のプロデビューに向けて、それだけではなく会社員としての在り方の中でも勉強になると感じた部分をピックアップします。
『コロナ禍、デジタルに切り替わらざるを得ない決断』
Netflix櫻井氏
『このコロナ禍でリモート用の資材についてはだいぶ資金提供をした。
単純に「リモート用資材を寄付したい」となると通らないが、「絵が上がってこなければ共倒れになってしまう。これは寄付ではなく先行投資です」と理屈をしっかり説明すれば、
わりと全会一致で「そうだよね」と通った。それが早い段階で会社として決断できたことは、長引くコロナ禍で制作体制を守れた怪我の功名であった』
これは脚本家として制作する企画書にも通じる部分はあって、やはり企画を通すだけの理由、理屈を並べることは大事だなと。
脚本家に限らずどの会社でも当たり前なことですが、こう、忘れがちになりますので。
それ以外にも「先行投資という感覚は持っているべき」というのも心強かったですね。
どうしても財布が寂しくなると(今はやめとこう…)と弱気になりがちですけどNetflixさんがこうおっしゃるなら!
『何がおもしろいと感じるか、「あてる」とはなんなのか?』
Netflix櫻井氏
『戦略として足りない部分のコンテンツを埋めていく。今期はコメディ。
あとは、誰かがやりたい漫画を持ってくる。社内の何人かが読む。売上とかを調査する。成績や売上がよくても誰も手をあげなければやらない。逆に「どうしてもやりたい」という人がいるとやることになる』
(株)ブシロード成田氏
『創業者である木谷がピンときたもの。彼の判断基準やセンス』
モデレーターである佐渡島氏から、この問いがお二人に投げかけられたとき私は身震いしました。
脚本家でなくとも全世界のクリエイターがお金を払ってでも聞きたい内容ではないでしょうか。
「どうしてもやりたい」に付随する理屈についてはもう個人の感覚でしかないのかな、と。
ブシロード創業者の木谷さんにいたっては「ピンときたもの」ですから。
その「ピン」のためには日々の勉強とアンテナがいかに大切かということなんですが。
木谷さんのピンをあやかるため、さっそくTwitterフォローさせていただいてます。
■4月トキワ分科会(勉強会)参加
ササキさん主催で開かれた分科会に参加してまいりました。
所属の米村さん、金子さん含めた少人数で集まり、今後作品化予定のシナリオや企画書、プロットなどについて意見交換を行いブラッシュアップを行いました。
私の持ち寄った連載用の第1話シナリオについては、構成を練り直して1時間または2時間完結のコンクール応募用に変えてはどうかと提案をいただきました。
同じ素材でも、構成を変えると違う見方ができるのがドラマの醍醐味ですねと盛り上がりました。
■4月、新年度をむかえて
どのご家庭もそうでしょう。朝はとにかくバタバタです。
ある日の粗悪な朝食。自分の身支度をして、上の子にチーズトーストを食べさせ、下の子はパン拒否するのでチビおにぎりくん2つ、下の子のおむつをとりかえて「いないいないばあ(Eテレの朝の子供番組)がおわったら靴はいてね!!」と5分おきに念を押し、それでもテレビを消す消さない、「このくつしたはサメの絵がかいてあるからいやー!」などロスタイムは発生します。
しかし、今期はラッキーなことに番組放送時間の改変で、
「みいつけた!」→「おかあさんといっしょ」→「いないいないばあっ!」
この朝のゴールデン番組が15分早く放送されるようになりました。
いや~助かります!逆だったら地獄でしたね!
園に着く時間が15分早くなりましたので、この15分、ホットコーヒーでカフェインを摂取しながら一日のタスクをざっと整理する時間に充てられるようになりました。
細々と整理すると言うよりは、例えば、
「会社員としての仕事に◯◯と△△を[おぼえる・作成する・打ち合わせする]必要があるから、シナリオの方のタスクは□□をどれくらい進められるか…」
なんていう割合をざっとイメージするだけですが。
イメージした上で、電車内の9分をフルで執筆に費やすと
今までよりも鮮明に描くべきことの輪郭がハッキリしてきた気がします。
そして、4月は前述したようにクリエイターEXPOやトキワ分科会などに参加する際、さすがに幼児(暴れ男児2名)を連れて参加するわけにいきません。
その間は夫氏と家や公園で過ごしてもらっていたわけです。
今後も年内は同様に過ごす場面が増える予定ですが...
夫氏はコロナ前の夜勤メインの仕事から、早朝勤務(3時起き)の業種へ転職したため、ちょっと身体への負担が大きいのではないかと心配しております。
休みの日に夫氏に頼りすぎるのも怖いので、ベビーシッターや託児所利用なども考えています。
出費は家計の打撃となりますが、タダより高いものはないと言いますしね…。
これも櫻井さんのおしゃっていた先行投資でしょうか?
それでは、今回はこのへんで。
ここまで読んでくださりありがとうございます。次回は5月末更新予定です。
チャレンジ企画もいよいよ中盤へ…今後もご期待ください。
みなさま、どうか健康で楽しくお過ごしくださいませ!
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