初めての共同執筆とコンクール応募の苦悩について
■ワーママ+プロ脚本家を目指しています!
2021年お正月から、会社員+育児+プロ脚本家の三足のワラジを履こうとしている小野ヨイコです。
このコラムは、
シナリオ作家集団トキワに雑務として所属したアマチュア作家小野ヨイコが、
トキワのプロ作家のみなさんから刺激やアドバイスをいただきながら、
年末までにプロデビューするぞ!というチャレンジ企画です。
過去コラムはコチラ☞【第1回】新人脚本家◆小野ヨイコ◆プロデビュー企画エッセイ
■オトギカンバセーションズとササキタツオさん
なんと!難波さんの企画に参加させていただけることになりました。
ササキタツオさんとの共同執筆となります。
まだ詳しい内容は明かせませんが、ササキさんと打ち合わせと下見を兼ねて北千住へ行きました。
ロケーション候補地を下見してから、ランチミーティングしましょうということになり
「何を食べましょうか」と一歩踏み出したところに磯丸水産がありました。
「ランチミーティングに磯丸水産はないですよね~でも行きたいな~、あ~行きたいな~」なんて磯丸水産の前から私が動かなくなってしまったもんですから
ササキさん苦笑いで「いいですよ」と快諾?してくれました。
ササキさんについて。
ササキさんは物腰やわらかい方でいつもニコニコされています。
ササキさんのプロフィールを見ていただいてもわかる通り、爽やかなラブストーリーを軸として映像ドラマ・オーディオドラマ・戯曲など本当にたくさん執筆されています。
朝は3時に起きて朝活として執筆。
「コツコツと書く」
私は、仕事と家事と育児の合間にチマチマと書いて、本数も少なく「だって時間ないんだからしょうがないでしょ」とまだ言い訳している部分があったかもしれません。
作家は全員「時間がない」のかもしれません。
私が挑戦しているこのプロデビュー企画の
会社員+子育てはあくまでもバックボーンであって、
「書けない理由」にはならないのです。
会社員+子育てのバックボーンありきで、「で?何書くの?」
そういう攻めの姿勢でいきたいわと、ササキさんから刺激を受けた打ち合わせでありました。
■第33回フジテレビヤングシナリオ大賞に応募
フジテレビ主催/2021年3月31日締切/50~60枚(20字×20行)
3/31 23:59締切にむけて2か月で集中執筆しました。
このヤンシナ漬けの2か月の一日のスケジュールはこんな感じです。
7:00 起床(子に5時に起こされる日もある)
8:00 子の朝食(自分の分を作る余裕はない)
9:00 保育園送り(子が機嫌よく離れてくれないと30分くらいずれこむ)
10:30 出勤(約30分の通勤時間中にヤンシナの妄想にふける)
18:30 退勤(約30分の通勤時間中にまたヤンシナの妄想にふける)
19:30 帰宅 即夕飯
20:00 風呂(子を風呂に誘導するのに30分くらいかかる)
21:00 寝かしつけ(約1時間、寝たフリ、トントン、かきかきなど様々なバリエーションを探る)
22:00 子の就寝
23:00 PCの電源ON
02:00 までには寝ないと
これを繰り返した2か月でした。
そして、なんとか形にしたシナリオ54枚とあらすじ800字。
「ヤンシナに応募する」と話したとき、家族友人は「がんばって!」という反応でした。トキワの方の第一声は「何本?」でした。
え?
1本じゃないの...?
みんな、何本も送ってるの?
手元の書き途中のシナリオが、急に心もとなく感じました。
3/28 トキワの先輩方と難波さんに「あらすじ」を読んでいただき修正を重ねました。
3/30 応募フォームから送信しました。
応募しようと決めたのが1月。
シナリオセンター時代のストックから1本選び、膨らませて膨らませて60枚まで膨らませて
書いて送りましたけど..達成感はありませんでした。
前回のコラムで書いた
『初めてコンクールに応募できたときに感じた達成感は、
物理的に作品を送ったことによるものだけではない気がする…。
きっとあの大きな達成感には何か正体があるに違いない。』
これは、間違いではありませんでした。
「物理的に」送った達成感なんて無く、ただ今回感じたのは「時間切れによる断念」でした。
2か月は付け焼き刃だったと思い知りました。
先輩方の「何本?」の意味も。
皆さん、何本も何本も、プロットから練って練って練りまくって
初稿と直しを繰り返した宝のストックを持っている。
それを送ったのだ。と学びました。
■第1回ダイキン工業くうきのシナリオ大賞応募
主催/ダイキン工業株式会社 協力/シナリオ・センター
2021年3月22日締切/10~15枚(20字×20行)
応募数は公表されていませんが、風の噂によると600本を超えたとか...。
「自分らしさ」と「審査員にウケるか」の葛藤を抱えた応募となりました。
最初はこの二つについて「どこで折り合いをつけるかの問題」ととらえていましたが
フジヤンシナ応募を経て、そうではなかったようだと思い至りました。
今後プロとしてお仕事を受けるようになれば、たくさんの条件の中で、魅力的な脚本が書けるスキルは必須なのでしょうから、あと9か月であの手この手で身に着けていかねばなりません!
今年に入ってから少しずつコンクールに応募し始めたことで、
体力・気力・時間がどのくらい消費されるのか段々わかり始めました。
できるだけ生活に支障が出ない範囲で、今年は他のコンクールにも応募していきます。
しかしこの「できるだけ生活に支障が出ない範囲」というのも難しいもので、
結局は最低ラインの「夫と子供の生活が破綻しないところ」まで、やってしまうのです...。
今月は下の子の誕生日プレゼントを用意し忘れてしまいました...。今からトイザらスへ走ります!
■おまけ
春が来ました。
みなさん肩が凝ったり、腰痛になったりしていませんか?
私は産前から腰痛持ちで、酷い時には仕事の帰りに腰から足首まで痛みと痺れで歩けない...という状況もありました。
整体の先生から「運動して筋肉を増やさないと、5年以内に寝たきりになる」「体年齢88歳」などと言われ、仕方なく運動しています。
運動といっても本当に簡単な動きを繰り返すだけです。
イヤイヤ運動させられている私ですが、おかげさまで腰痛は軽くなって、痺れることはなくなりました。
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