ハリウッドにおける映画、テレビドラマ制作の現場ではシナリオのチームライティングが主流の手法となっています。この手法では、監督の下に約4~5名の脚本家が集まり、「ライターズルーム」と呼ばれる場所で朝から晩まで話し合いながらストーリーを構築していきます。
チームライティングとは!?
「共同作業」により、各話のエピソードや全体のストーリー展開が練り上げられる工程をチームライティングと呼びます。これにより質の高い脚本制作が可能になります。また、ライターズルームは若手脚本家の育成の場としても機能しており、ベテランと若手が協力し合うことで、スキルの継承や新たなアイデアの創出が促進されています。
このようなチームライティングの手法は、ハリウッドや韓国のドラマ制作では一般的ですが、日本ではまだ導入が進んでいないのが現状です。あくまで一般的に言われていることになりますが、日本でこの手法が成立しにくいのは、脚本家が単体で動くことが多く、シナリオ作成においても、それぞれの作家性にゆだねられていることが多いからです。ハリウッドでは以下の文献などを用いて作家がストーリー作りに「共通理解」を持ったうえで、それぞれの特性をチーム内で発揮することが求められています。
(参考)
『映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術』
シド・フィールド著。ハリウッドで主流となっている三幕構成をはじめ、脚本執筆の基本と実践的な手法が詳しく解説されています。
『ハリウッド流ピッチトレーニング』講義録
ユニジャパンが提供する講義録で、ハリウッドのストーリーテリングや脚本制作のプロセスについて学ぶことができます。
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チームライティングのメリットとデメリット
シナリオのチームライティングには、以下のようなメリットとデメリットがあります。
【メリット】
1.多様な視点とアイデアの融合
複数の脚本家が集まることで、さまざまな視点やアイデアが持ち寄られ、物語の深みや新鮮さが増します。
2.効率的な作業分担とリスクの回避
エピソードごとやシーンごとに担当を分けることで、短期間で大量の脚本を制作することが可能となり、特にテレビシリーズなどの継続的な作品において有効です。また体調不良など不測の事態が発生しても補い合える状態です。
3.脚本家の成長
自分とは専門領域が異なる脚本家と同じチームで作業することで、スキルが伝達され、脚本家にとっては成長機会になります。
【デメリット】
1.意見の相違
多くの脚本家が関与するため、ストーリーやキャラクター設定に関する意見の相違が生じやすく、調整に時間がかかることがあります。
2.全体的な統一感の調整
各脚本家の個性が強く出すぎると、作品全体のトーンやスタイルに一貫性がなくなる可能性があります。
3.個々の創造性の制約
チームでの作業は協調性が求められるため、個々の脚本家が自由に創作できる範囲が制限されることがあります。
これらのメリットとデメリットを理解し、チームライティングを効果的に活用することで、質の高い作品制作が可能になります。
これぞトキワ流のチームライティング!
チームライティングのメリットデメリットを理解したうえで、チーム編成を組み、相乗効果を最大化させます!
シナリオディレクターが、統率を取る
大きなデメリットとしてあげられる、意見の相違、統一感の調整などをカバーするために、トキワでは「シナリオディレクター」(全体統括者)を作品ごとに登用します。これは指名いただいても結構ですし、我々の方で適任をアサインすることも可能です。
あらゆるジャンルの作品実績あり・個性豊かなメンバーが揃っています。
様々な媒体(テレビ、ラジオ、演劇、WEBドラマ・・・)、様々なジャンル(ヒューマン、コメディ、サスペンス・・・)、様々な強み(企画、台詞、キャラクター・・・)をもった作家が在籍しています!
月に一度、定例で顔を合わせて切磋琢磨しています。
シナリオ作家集団トキワと脚本家事務所の明確な違いは作家間の「横のつながり」です。
互いの作品を読み合い、刺激を与えあい、切磋琢磨しています。
あと、みんな仲良いです!(楽しい脚本制作をご約束します)
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